妻の介護(青空のように生きたい)

要介護5,身体障害一級、寝たきり妻の介護の思い出、苦しさ、悲しさを日記調に書いてみたいと思います。

看護師&ヘルパー


ヘルパー

ヘルパーさんは医学的な事は出来ません。
たとえば手浴、陰部洗浄など体のケアー、傷とか褥瘡(床ずれ)などないか
調べたりそういったことを主に30分という短い時間で行っています。
また、どんな小さな傷でも蚊に刺されたような傷でも勝手に処置はできません。
それに痰を吸引器で吸引する事も出来ません。
やることは限られています。

写真は手浴の写真です。

ひととおりこのようなことを終わって異常がなければ記録を書いて帰ります。



看護師


看護師さんは基本的になんでも出来ますが主治医の先生の許可がなければ
出来ないこともあります。


たとえば勝手に薬を調合して注射をする、縫合、手術を要するような傷の手当て
などいろいろあります。
傷はないか不具合がないか真剣に調べてくれます。

何かあれば自分のできる範囲内で処置をしてくれるので安心です。

どうしても自分で出来ないことは主治医の先生に連絡して対応をしてくれます。


こうして皆様が協力して私の体を少しでも休ませようとしてくれています。
本当に有難いことと感謝しています。



リハビリ

今日はリハビリの日。
整体師さんが来て硬くなった体を医学的見地から見てもみほぐしてくれるのです。
これを一週間に一回やらないとからだ的に良くないのです。


こうして皆さんのお力を借りていろいろやってもらうと言うのは本当に
有難いことです。


私は勘違いしていたことがありました。
医療的にたずさわる人は医療の分野で出来る事ならやっても良いものだと思っていました。
しかしそれはアウトです。


例えば傷が出来ていた。
これくらいの傷ならこの薬が良いからと言って処置をしてはいけないとのことです。
事故的なことがあった場合の責任問題になるからです。


では身内なら良いと言うのはどうだろう。
身内ならどんな事故があっても責任は身内にあるから良いと言うのか。
間違って死ぬようなことがあっても身内なら責任がないと言う事なのか。
分からんさっぱりわからん


私はこの介護をするのに何もわからないでやって来たがおかげで事故もなく長年やってこれたのは幸いと言う事でしょう。

訪問入浴

    今回私は思いきってどんな介護を受けてどんな事をしているのか
書くことにしました。
あまり詳しく書くと大変なので要点だけにしておきます。


 来てくれる時間は1時間又は30分程度ですがこの時間が私の安息の時間です。
毎日誰かが来てくれるので本当に有難いことです。
今日は訪問入浴の日です。
下の写真は入浴、体重測定の準備をしているところです。

 

             入浴と体重測定の準備中


 まず体重を測ります。測定の準備です。
そして体重を測りましたが48.6kgどうでしょう重いのか軽いのかわかりません。      

        

そして入浴です。風呂に入ると必ずやる事があります。
気持ちの良い時、のどに痰がからんでない時ほっぺをふくらませて
ぷーぷーと息をするのです。


まるで風船のようにポンポンにほっぺがふくれます。
これを見ると安心します。
                                           

             入浴中 気持ちよさそう
   

              

                背中がかゆいよう                                    

                                                         
                頭もきれいに洗いましょう

 そしてあがってすべてを着替えさせてくれます。
横になると疲れたのか気持ちが良いのかすぐに眠ってしまいます。
                
                ゆっくりお休み

そんなことで私もひと時の安堵の時間になります。
まだ他にもありますが一回では終わらないのでまた次回にします。
              
 

気が晴れました

今までなぜか気が晴れずモヤモヤしていたのはなんだったのだろう。
無い知恵を絞って考えた。なんでだろ~なんでだろ~


道端に花が咲いていても石ころが転がっていても気にもとめなかった。
その存在すら知らなかった。


ようやくわかった気がした。
前回妻の病気の事をさわりの部分だけど書いたこと
これのことだとはじめて気がついた。


誰かに話したい誰かに聞いてもらいたいこのことが気持ちを暗くしていた。
それは下手な文章を大勢の皆さんに読んでいただいたおかげです。
そうなんです花はきれい石ころはかわいい。
道端に咲いていたこんな花にも愛着を感じるようになりました。

                  名前も知らない花です

     

             これも名前の知らない花です


そんなことで少し明るくなりました。
そしてもうひとつこんなつまらない写真を載せてどうするのと思うでしょうが
訳がありまして。

           
     
🎶 この木なんの木気になる木 名前も知らない木ですから                       

私が30数年前にここに越して来たとき隣の地主さんの木ですが
今の3/1くらいの大きさの木でした。

このボサボサの木を見て大きくなったなぁ...と月日の流れを感じたのです

さて 秋と言えばてっぱんこの花でしょう。


秋は好きだと言う人もいますがなんとなく物悲しく感じるのは私だけでしょうか。       














(回 想)病魔との闘い

長い間病魔に取りつかれもうダメかと思うことも何回か・・・・


平成15年7月 胸が苦しいと言って病院でカテーテル検査。
結果、心臓の冠状動脈が三か所細くなっているので手術を要するとのこと
その後都内の心臓専門病院でバイパス手術をする。一応手術成功。


しかしそのあとの事が心配だ。いつまた手術を要するかもしれない。
その病院の先生は名医だった。(テレビに何回か出たことがあるらしい)
現在14年たった今も何の心配もなく正常に働いている。


今度は脚に来た。何日も何日も歩いて何とか元気になろとしたがその甲斐もなく
悪くなるだけで快復は無理だった。
何軒も何軒も病院回りをしたがとうとう車いすの生活になってしまった。


しばらくこの状態が続いたが今度は腎臓に来た。
病院から専門医を紹介され即入院。平成20年10月。


これがまた大変、血圧が低くて人工透析が出来ない。
血圧を上げる薬を入れたが血圧が上がらない。
一時間くらい透析をして中止。


先生曰く「もしかしたら最悪の事を考えておいたほうが良いかもしれない」
私は何も考えることができず「はい、 はい」とうなずくだけ。


奇跡は起きた。次の日病院に行くと元気になっていた。
昨日の事はどうなったのだろう。いまだにわからない。


そして元の病院に戻り様子を見たが大丈夫とのことで11月退院。
この日から私の介護生活が始まった。


残念ながら悪くなる一方、レビー小体認知症、食べることも水を飲む事も出来なくなり
胃ろうを増設、栄養剤生活に入る。
身体は硬直、動く事も出来ず話すことも顔の表情も出せず寝たきりの生活。


おまけに痰がらみが多く小型吸引器購入。
一日数十回吸引。長くそばを離れることができない状況。


介護生活9年、長いようだが今考えると短いようで日がたつのが早かったように
思える。


薄らいでゆく記憶、短くなってゆく生命、その灯を消さないように静かに見守っています。
静かに 静かに そっと優しく・・・